高校生の出願準備の進め方
高校生が進学でアメリカの大学へ出願する場合、学業成績、英語力、標準テス トのスコア、そして個性を示すための書類が必要です。まず、アメリカの大学は日本の高校での成績（GPA）を非常に重視します。そのため、高校3年間の成績を高く維持することが重要です。また、英語力の向上、課外活動なども同時に取り組んでおきましょう。
高校2年生頃から必要なテスト対策を本格的に行い、高校3年生後半から出願に向けた書類の準備を進めてください。
大学生（編入希望者）の出願準備の進め方
日本の大学に在籍している方がアメリカの大学へ編入を目指す場合、高校生とは異なる準備が必要となります。日本の大学で取得した単位をアメリカの大学へ移行できるかどうかが、編入の重要なポイントです。志望大学の単位移行に関するポリシーを事前に確認し、ご自身の履修状況と照らし合わせることが必要です。
また、成績の証明書は、大学だけじゃなく高校の分も必要になるケースがあるため、時間に余裕をもって発行してもらいましょう。語学学校やコミュニティカレッジを経て4年制大学に編入するプランもあるため、自身のプランを決めたうえで、必要な書類の準備を進めてください。
アメリカ留学といっても、高校生がアメリカの大学に進学するのと、大学生がアメリカの大学に編入するのでは、その進め方や注意点が異なります。ここでは、それぞれの立場から見た出願準備の具体的な方法と、押さえるべきポイントについて解説します。
高校生・大学生別に見る出願準備の進め方と注意点
出発前に揃えたい必須アイテムリスト
アメリカでの留学生活を快適に送るためには、日用品から重要書類まで、様々なアイテムを事前に準備しておく必要があります。
航空券・パスポート
最も重要なのが、有効なパスポートと航空券です。パスポートは有効期限が滞在期間を十分にカバーしているかを確認し、もし期限が迫っている場合は早めに更新手続きを行ってください。航空券は、留学スケジュールに合わせて早めに手配することで、費用を抑えられる場合があります。
必要書類
入学許可証I-20、米国電子渡航認証（ESTA）、海外旅行保険契約証、証明写真、国際運転免許証など、書類も必要に応じて準備しておきましょう。念のため航空券・パスポートも含め、コピーも取っておくと安心です。
留学資金
現金はあまり多く持たず、もしものときのために4万～5万程度持っておきましょう。クレジットカードと国際キャッシュカードも必要です。クレジットカードはVISA、MASTER、AMEXといった大手のものだと、使えるお店が多いためおすすめです。
現地での生活に必要な物
現地での生活に困らないよう、季節に合わせた衣類、普段使っている常備薬や化粧品、日本とは異なる電圧に対応するための変換プラグや変圧器なども準備リストに含めましょう。また、初めの数日間は、現地で必要なものをすぐに購入できない可能性も考慮し、最低限の日用品や洗面用具なども手荷物に入れておきましょう。現地で購入できるものは現地調達するなど、荷物の量を考慮しながら厳選することが重要です。
渡航前に済ませておくべき手続きリスト
出発前の準備は、単に物を揃えるだけでなく、様々な手続きを滞りなく完了させることも含まれます。
航空券の手配と宿泊先の確保
渡航に際しては、まず留学日程に合わせて航空券を手配します。次に、留学先の滞在方法（学生寮、ホームステイ、アパートなど）を決定し、出発前に宿泊先を確保しておくことが不可欠です。特に、学生寮の申し込みは定員がある場合が多いため、早めの手続きが求められます。ホームステイを希望する場合は、信頼できる斡旋機関を通じて手配を進めるようにしましょう。
海外旅行保険の加入
留学中の病気やケガ、盗難などに備えて、必ず海外旅行保険に加入してください。アメリカの医療費は非常に高額で、無保険では万が一の際に多大な負担を強いられる可能性があります。補償内容や期間、緊急時の連絡体制などをしっかりと確認し、ご自身の状況に合った保険を選びましょう。
銀行口座の準備
渡米後に現地の銀行口座を開設することも一般的ですが、当面の生活費は日本から持参する、または国際キャッシュカードなどで引き出せるように準備しておく必要があります。
携帯電話の契約と通信環境の確保
留学中の連絡手段として、携帯電話の準備は欠かせません。渡米後に現地の携帯電話を契約する方法と、日本のSIMフリー携帯を持参し、現地でSIMカードを購入する方法があります。到着後すぐ にインターネットが使えるよう、Wi-Fi環境の確認や、一時的に利用できるポケットWi-Fiなどを検討しておくことも安心材料となります。
現地での生活をスムーズにスタートさせるためには、必要なアイテムを揃え、適切な手続きを済ませておくことが重要です。ここでは、留学成功の鍵となる事前準備として、必須アイテムのリストと、渡航前に済ませておくべき手続き一覧を紹介します。
留学成功の鍵は事前準備！必須アイテムと手続き一覧
スケジュールに余裕を持つ
ビザ申請は、留学の出発直前ではなく、十分な余裕を持って早期に開始することが非常に重要です。特に、面接予約がなかなかできない、書類の不備による追加対応が必要になるなど、予期せぬ遅延が発生する可能性も考慮しましょう。夏休みな どの繁忙期は予約が取りにくくなるため、早めに準備に取り掛かることをおすすめします。
最終確認を必ず行う
ビザ申請書類に記載する情報は、パスポートやI-20などの他の書類と完全に一致している必要があります。誤りがあると申請の遅延や却下につながるため、入力内容は何度も確認し、間違いがないことを徹底してください。また、全ての必要書類が揃っているか、有効期限が切れていないかなども出発前に必ず確認しましょう。
わからない状態で進めない
ビザの申請は一度申請すると取り消すことはできません。そのため「間違っているかもしれないけど、とりあえず送ってみよう」「多分これで大丈夫だろう」といった判断は絶対にやめましょう。わからないことはその都度調べ、内容を確認したうえで申請することが重要です。
ビザ申請のプロセスは複雑で、書類の不備や情報の誤りがあると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。ここでは、ビザ申請におけるトラブルを未然に防ぐための重要なポイントについて解説いたします。
ビザトラブルを避けるために知っておきたいポイント
アメリカ留学を成功させるためには、事前準備を入念に行う必要があります。必須の持ち物リストや、必須書類リストなどを作成して、漏れがないように準備しましょう。ビザの申請でも不備があるとトラブルにつながってしまうため、事前の確認が重要です。
また、アメリカ留学といっても、高校生が大学へ進学するのか、大学生が編入するのか、留学プランの違いによって必要な準備も異なります。それぞれで必要な書類やスケジュールを事前に確認して、効率よく進めるようにしましょう。
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