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世界と自分への挑戦のため渡米!田中富夢さん

留学体験談:田中 富夢さん(SFSU / Communication Studies)

Q1. なぜその大学を選んだのですか?

元々Fall semester (9月)からCSU Long Beachに行きたくてそこへ行こうとしたんだけど、申し込みの締め切りに間に合わなくて12月まで締め切りがあるSan Francisco State UniversityにSpring semester(1月)から行くことに決めました。


Q2. 留学生活で大変だったことは?

自分の留学生活で最も大変だったことは卒業に必要な単位を正確に把握して尚且つそれを戦略的に取得してことです。例えば、SFSU(San Francisco State University)では、他の学校では必要とされていないSFSU内だけでの一般教養を取ることが義務づけられていました。Ethnic Study(人種/民族学)、US History(アメリカの歴史), California Government(カリフォルニア政治学), Environmental Sustainability(環境問題)などまだまだ沢山あります。

また学部によって取らなければいけない授業も異なり把握するのにとても大変です。私の学部のCommunication MajorではBachelor's degree (学士号)を取得するのにUpper Division Communication Classes (上級クラス)をいくつもとる必要がありました。

例えばWriting Assessment(論文クラス)、Social Interaction(社会コミュニケーション学)、Rhetoric and Performance (説得術理論・パフォーマンス)、Communication Inquiry(コミュニケーション研究)、Senior Seminar(コミュニケーション最終論文)などです。

しかもこれらの情報は自分で調べることがとても手間がかかり、皆基本は学校内にいるカウンセラーに相談して決めるのですが、カウンセラーと面会するのにも予約が必要で独り身で留学してた私にはこの必要単位の把握がとても大変なことでした。なので同じ学部の友達は沢山作ることをお勧めします。なぜならお互いに情報交換ができ必要な単位を把握しやすいからです。


次に私はどうやって語学力を伸ばしたか? 

それは、必ず一番”最初”に隣の人に話しかける、スピーチをする、プレゼンをする、授業で発言をすることです。この”最初”にというのが大事で。英語を第二言語として話すということは思考速度が必要です。

何かを聞いたとき、他人に伝えたいときなど、突発的に脳を使い瞬時に相手に伝わるように頭の中で思考して話さなければなりません。

ではこのような突発的な思考力をどう身に着けるか?それは日頃から”一番最初”に英語を話すということです。例えば、私は席に着いたら必ず”最初”に隣の人に話しかけます。この時私は何を話そうかなど特に考えてはいません。話しかけた後頭の中で瞬時に、柔軟に相手の話を聞きながら会話をその場で構築しています。

プレゼンやスピーチなども一緒です。私はまず手をあげて立候補します、その後でスピーチをしながら頭の中を一瞬で回転させ英語を話しています。 ではなぜこのような方法が私に有効だったのか? それは自分の感情が激し揺らぐことによってその出来事(英会話)を鮮明に覚えることができるからです。

このような留学生活をしていると毎日が失敗だらけです。突発的に話し始め、失敗することのほうが正直多いです。ただ自分がチャレンジしたことの記憶はハッキリと覚えます。つまり何を間違え、次はどういう風に話せばうまく英語で自己表現できるかと復習がしやすいということです。

私はこの留学生活に何度も何度も自分自身にチャレンジし続けました。結果私の英語力はみるみる伸びていき。そしてコミュニケーション学部を卒業することができました。


Q3. 現地での生活はどうでしたか?

私は学校から車で10-15分くらいの所に住んでいました。公共交通はとても便利で、近くに駅がありそこからバスで直接学校に行けました。

私の大学は周りにショッピングモール、スーパー、沢山のカフェ、観光地がありとても住みやすかったです。ただ、物価が高く友達と外食に行ったりすると、思ってたよりも高くびっくりすることがよくありました。私が住んでSan Franciscoにはアジアのスーパーが沢山あり日本の食べ物も手に入りやすかったので食事にはそれほど困りませんでした。

交友関係は少し難しいです。なぜなら友人を作るということはある程度の時間の投資をしなければいけないからです。留学生は日々課題に追われています、なので学業と交友関係を両立させることはとても難しかったです。

ただ外国人友達と過ごすことは自分にとって有意義なことでした。お互いの文化、言語、風習の違いの共有は沢山の発見がありワクワクするものでした。


Q4. 専攻や授業で印象に残っていることは?

SFSUのコミュニケーション学部は1/3は心理学のような内容を教えられることが多かったです。

その中でもProfessor McCormickさんのConfilict Resolution(対立/問題解決コミュ)は個人的にとても面白い内容でした。

私は最後の論文ではこのクラスで学んだ内容を書きました。Dr. McCormickさんは”Psychoanalysis"(サイコアナリシス)という心理カウンセラーが面会で精神に問題を抱えている患者にどうコミュニケーション図るのが有効かという事を学ぶ学部のPh.D(博士号)を持っている先生でした。

当然授業で話される内容は重く、戦争のトラウマ、性的虐待、大切な人の他界など心理的にダメージを負った人にどうコミュニケーションを図るかという話が多かったです。例えば話し手の細かい体の仕草や文章のつまずき、どういう夢を見たかによって、その人自身が気づけない深層心理をどう相手自身に直接伝えずに理解してもらうかなど面白い内容が多かったです。

ただ私はこの授業で自分自身の心を見つめるすべをこの授業では特に習いました。これによって、自分が抱えてきた心理的コンプレックスを受け入れる準備を整えることができて、本当に感謝しています。


Q5. 卒業後の進路について教えてください。

卒業後は営業職に就きたいと考えています。その理由は3つあります。

1つ目は、自分の英語をビジネスの世界で使い、より高みに持っていきたいからです。営業職は人脈構成や人間関係が大事だという事を聞きました。つまり人と話す機会が多いという事です。これは私にとって英語を話す良い経験になると考えており、自分の新たなステージにはぴったりだと思いました。

2つ目は、いつか自分で起業する時に役に立つスキル且つ自分の得意なことだからです。昔から私は友達を作ることに苦労しませんでした。なのでモノを売る技術を学びながら自分の長所を伸ばせる営業職は魅力的だなと思いました。

3つ目は、自分の能力次第で沢山稼げる可能性があるという事です。営業職では歩合制であることが多く、自分の成果や業績によって稼げる額があがるということです。私はチャレンジをすることを生きがいとしていて、この営業職のスタイルは自分にワクワクを与えるものでした。以上がこの進路にした理由です。


Q6. 留学前に準備しておいてよかったことは?

現地での住まいを探すウェブサイトやアプリは知っておくと、引越しするときに家を見つけやすく便利でした。長い留学生活の中、私は何度も引っ越しをしました。

交通が不便だったり、新しい友達と一緒に安くシェアハウスに住みたかったりで家を探すことが多かったです。カリフォルニアでは”Craigslist”や”ビビなび”などのサイトが家を探すときに便利でした。


Q7. これから留学を目指す人に一言メッセージをお願いします。

Nothing changes if nothing changes : 現状は変わらない、何か行動しない限り

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